四国は愛媛、そのふところ深い山里でただひとつの美味を受け継いで代々五代。山田屋まんじゅうは秘伝の味を門外不出で守り続けてまいりました。
創業は慶応三年。一人の巡礼が一軒の商家に宿を請い、お礼にと主にまんじゅうの造り方を教えました。そのおいしさが評判をよび、主は宇和町にある山田薬師寺の山田薬師如来が製法を教えてくれたという伝説にちなみ、屋号を「山田屋」とし、店を開いたのです。
商家の主というのが、初代辻源蔵です。以来およそ百四十有余年、親から子、子から孫へと受け継がれた一子相伝の製法として辻家当主に伝わり、現在は五代目。ただ一種類のまんじゅう造りにこだわり続け、地元愛媛はもちろん日本全国、海外まで、多くのファンの方々に愛されるようになりました。